2024/8/16
|
|
相続登記義務化の認知度 |
|
法務省による「相続登記の義務化・遺産分割等に関する認知度調査」によると、「相続登記の義務化」を聞いたことはある人が約58%、「相続登記の義務化」を「よく知らない」「全く知らない」が約67%でした。「相続登記の義務化」そのものを耳にしたことがある人が過半数というのは、現時点ではそれほど悪くないとは思いますが、具体的な内容は知らない、という人が約3人に2人というのは、まだまだ啓蒙が足りないようにも思いました。ただし、同調査では、「相続登記の義務化」を「詳しく知っている」「大体知っている」としたのが最も多いのが20代というのは救いでした。 「市民と法」147号における、平成国際大学の小西飛鳥教授執筆の「相続登記義務化-相続登記の実施100%を目指して-」によると、教授の担当する二つの大学の学生の解答者139人によると、相続登記の義務化を知っていたのは約11%だそうで、少々残念ではありますが、将来相続登記をするつもりがある者が約94%と、これもやや希望が持てる数字でした。 教授はSNSによる普及や、大学での教育を提唱していますが、認知度を高めるためには、見せ方を含め、まだまだ試行錯誤が必要だと思いました。 |
|