2025/7/10
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今年の本試験の反省を文章化できるかで来年に大きな差が付く |
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本試験お疲れ様でした。私は解答速報には参加しませんでしたが、不登法択一を6問、解説を書きました。電子申請についての午後25問記述ウは少々疑問ですが、ほかは過去問をきちんと潰していれば、それほど迷わずに正解できる出題でした。不登法記述は平成30年以来、久々の5件で、近年に比べると、難易度は落ちた印象ですが、商登法がボリューミーで、バランスを取った印象です。商登法択一に疑義のある出題がありますが、受験生にはどうすることもできないので、静かに発表を待ちたいところです。 これから週末にかけて、各予備校で、検討会が行われます。多くの受験生が、いずれかの予備校の資料を入手すると思いますが、やるべきことは、予備校の資料と照らし合わせ、何が悪くて不正解で、どう対応するのか、正解も、何が良くて正解できたのか、また、まぐれ当たりではないか、落としても構わない問題だったか等、一問一問、じっくり検討し、文章化することです。私は、毎年レポート化していましたが、平成29年試験だけ、行いませんでした。結果、翌平成30年試験は、不登法記述式以外、出来が悪かったです。平成30年は不登法記述の難易度がかなり低かったため、近年の中ではプチ当たり年ともいえる年でしたが、平成29年試験の反省をレポート化しなかったことにより、折角のチャンスを逃してしまいました。 本試験直後で受験生が疲弊しているのも、特にベテラン受験生が疲弊しきっているのはよくわかります。だからといって、反省が大雑把ですと、理にかなった勉強ができないのです。結果、あと一歩で涙を呑む、ということを、何年も繰り返し、益々疲弊することになります。来年に向けた戦いは、既に始まっています。それは、試験前に匹敵するほどハードに勉強することではなく、自分のやってきた勉強の、何が良くて、何が良くなかったか、明確化することです。そのためにも、予備校の検討会の資料を参考に、一問一問じっくりと検討し、文章化することをお勧めします。 |
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