2025/6/23
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試験に対する自信は、根拠のない自信で十分 |
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「自信なんて、思い込みだよ。『自分ならできる!』こう思うだけ。」 最近までNHKで放映されていた、「ワタシってサバサバしてるから2」というドラマで、丸山礼氏が演じる破天荒な教師の主人公が、モデルになるか悩んでいる教え子の女子高生に、力説していた台詞です。 私は、これは名言だと思います。私も司法書士試験に合格した年は、ほぼ同じ考えを持っていました。 模試で全国TOP10に入る、あるいは、受ける模試ですべてA判定を取れば合格できるのか。 定評のある基本書を暗記するぐらい読み込めば合格できるのか。 昭和からの過去問を10回回したら合格できるのか。 まったくそんなものではないことは、ベテラン受験生なら百も承知のはずです。 模試の上位者で不合格になるなんて当然ですし、全国1位でも落ちるなんて、ザラです。 それなりの地頭がある人が仕事を辞めて自習室にこもって、これ以上できない、というぐらいハードな勉強をしても、普通に落ちます。 ある勉強をやれば受かるとか、やらなければ受からないとか、そんなことはありません。 結局、最後の最後は、自分をどこまで信じられるか、それは、根拠のない自信で十分だと思います。いらないですよ、自分の自信の根拠なんて。本試験の場では、誰も助けてはくれません。頼りになるのは、自分だけなのです。模試のA判定なんて、本試験の場では、何の役にも立ちません。試験で必要なのは、盲目的なまでの、自分に対する自信です。試験は、不正行為さえやらなければ、何でもありです。模試の成績がD判定だろうが、E判定だろうが、自分の能力を信じるのです。そういう、図太い人間が、最後は生き残ります。 これから試験まで面白いぐらい、実力者が自滅していきます。模試の成績など気にするなと言われても、大半の受験生が模試の成績に一喜一憂し、自滅していきます。実力があっても、真面目過ぎると、本当に合格できません。かつての自分もそうでした。もっと早く、図太くなるべきでした。 私は、司法書士試験に合格した年は、やるべきことを大胆に絞っても、やり残しがかなりありました。でも、何となく、合格最低点は取れるぐらいの知識は身に付いているだろう、と直感で思っていたのと、自分の能力そのものに強い自信があったので、やり残しを気にせずに受験し、結果を出すことができました。 これから今年の司法書士試験まで2週間弱、『自分ならできる!』と自分自身に言い聞かせ、嘘でもハッタリでも良いので、自信のある自分を試験会場へ連れて行ってください。 |
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