2025/3/27
|
|
試験は気持ちよく未完のまま受験し、未完のまま合格する |
|
私は司法書士試験に合格した年、「いかに気持ちよく未完のまま合格するか。」を目標にしていました。勿論、最低限の基礎の基礎は、しっかり押さえておくつもりでした。しかし、合格した年は、「出題の可能性はあるけれど、合否に差の付かない知識」は、極力切り捨てていました。全く出題の可能性のない知識を切り捨てることに、躊躇はありません。しかし、「出題の可能性はそれほど高くないけれど、全く出ないとはいえない知識」は、試験範囲には山ほどあって、それをどこまで押さえるかは、受験生にとって頭の痛い所です。むしろ、中上級者にとっては、一番の課題ともいえるかもしれません。 私は、合格した年は、ビリで受かるつもりだったので、「一発合格者が最低限押さえている知識」をメルクマールにし、それ以外の知識を、極力切り捨てました。そうすると、「出題の可能性はあるけれど、合否に差の付かない知識」は、殆ど切り捨てて良いことになります。現実問題として、ベテラン受験生の大半が、「出題の可能性はあるけれど、合否に差の付かない知識」に手を出して、知識の海に溺れ、収集が付かなくなっているのです。私は、合格した年は、勇気を持って、そこから卒業することにしました。 また、基礎の基礎も、全てを理解する必要はありません。司法書士試験は手続法も多く、実態法と違い、手続法は理念が薄いため、全てを理由付けて押さえるのは不可能です。時には、基礎の基礎でも、「深くは理解していないけれど、結論だけ強引に暗記する。」ということも必要です。 このように、「出題の可能性はあるけれど、合否に差の付かない知識」を極力切り捨て、基礎の基礎でも理解が難しい知識は結論だけ強引に暗記するのは、ある意味、未完のまま受験することに等しいと思います。でも、試験は合格最低点さえ取れれば良いのです。合格最低点で、ビリで合格するということは、ある意味、未完のまま合格するということです。ですから、私は、合格した年は、「いかに気持ちよく未完のまま受験し、未完のまま合格するか。」ということを常に考え、それを実践して合格し、超長期受験から脱することができました。 |
|