2024/9/12
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行政書士試験は直前の追い込みが効く試験 |
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11月10日に行われる令和6年度行政書士試験まで、残り2か月を切りました。私は記述式民法の添削をやっていた時に、講評も書いていたのですが、公開模試の講評の最後に、試験に向けてのメッセージも書いていました。以下は、令和4年の公開模試の講評の最後に書いたメッセージです。
「近年の行政書士試験は一昔前に比して、内容そのものは難化していますが、合格ラインの6割という数字は、資格試験としては決して高くはないハードルであり、打つべき手を打てば十分結果の出る試験といえます。行政書士試験は司法試験のような長文の論文もなければ、司法書士試験のような膨大な知識量や高い合格ラインも要求されていません。この試験は打つべき手を打てば合格できると信じて、最後の最後まで粘り抜いていただきたく思います。 まだまだ時間はあります。皆様の本試験での健闘をお祈りいたします。」
確かに、行政書士試験は、宅建ほどは、努力と合格が正比例しやすい試験とは言えません。しかし、比較の対象としては適切ではないかもしれませんが、司法書士試験や司法試験と比べれば、努力と合格が正比例しやすい試験といえます。 また、私は、行政書士試験に関しては、択一式の試験後に30分の休憩を挟み、1時間の論述式の試験を受けた旧試験時代の合格者ですが、論述と一般常識の準備が大変だった旧試験に比べれば、現行の行政書士試験は、直前の追い込みが効きやすい試験だと思います。 試験2か月前のアドバイスとしては、匿名掲示板の行政書士の板は、見ないことをお勧めします。私は、予備校の仕事をしているので、司法書士試験合格後はリサーチ的に時々覗いていましたが、見ていて具合が悪くなるので、今年から見るのをやめました。匿名掲示板の資格の板は本当によくありませんが、特に行政書士の板は、全員が全員とまでは言いませんが、質の悪い受験生、質の悪い合格者が、あまりにも多すぎると思っています。 また、ベテラン受験生のSNSも見ない方が良いと思います。以前も書きましたが、ベテラン受験生は、問題を抱えているから、ベテラン受験生なのです。そこを脱していないのに、情報発信すべきではありません。見ていてマイナスになることはあっても、プラスになることはないと思います。 試験まであと2か月、匿名の掲示板やベテラン受験生のSNSを見ている暇があったら、勉強するべきです。あるいは、少しでも多く睡眠をとって、体を休めた方がよっぽどマシだと思います。余計なことに時間を割かずに、淡々と、勉強していただきたいと思います。 |
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