2024/9/5
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資格は実際に勉強しないと本当の難易度はわからない |
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某経済紙のサイト記事で、宅建と中小企業診断士を、「中難易度」として紹介していました。 確かに、宅建は典型的な中難易度だと思います。でも、中小企業診断士は、中難易度ではありません。立派な高難易度資格です。 実は、私は、中小企業診断士一次試験を受験したことがあります。平成21年秋に2級FP技能士に短期合格したのですが、いい加減、司法書士の勉強に飽き飽きしていて、久々に他資格を受験して面白かったこと、2級FP技能士が短期合格だったため、自信を持てたことから、司法書士試験と並行して、中小企業診断士の勉強を始めました。 冷静に考えると、難関資格の同時合格などあり得ないし、ましてフルタイムで働きながらでしたから、完全な自殺行為でした。 教育訓練給付が受けられたことにより、大原のDVD通信の講座を申し込みました。予想どおり面白かったのですが、難易度は予想を遥かに上回り、司法書士の勉強と両立できるわけもなく、結局、平成22年に受験した中小企業診断士一次試験は、経営法務に合格したのみ、司法書士試験も不合格となり、オウンゴール2連発、まさに二兎追う者は一兎も得ず、となりました。 資格試験は、実際に勉強しないと、本当の難易度はわかりません。大抵の場合、実際に勉強を始めて、予想よりも難易度が高いことに驚くと思います。この記事を書いた人は、中小企業診断士試験の勉強をしたことがない人だと思います。メジャーな経済紙の記者だからと言って、自身の実体験に基づいたことを書いているとは限りません。こと資格の難易度に関しては、受けたこともなければ、勉強をしたこともない人たちが、自身のイメージだけで、いい加減なことを言ったり書いたりしているものです。 私見ですが、中小企業診断士やFPのように、独占業務のないコンサル資格は、特に難易度が低く見られがちだと思います。現実問題としていえば、「独占業務がない」ということで、試験の難易度まで軽く見られてしまうのだと思います。 資格の難易度は、個々の嗜好・相性も大きいでですし、実際に勉強して受けてみないと、本当のところはわかりません。資格に興味のある方は、独学でも構わないので、実際に勉強をして、自分に合うか否か、自分にとっての難易度はどの程度か、実体験で判断していただきたいと思います。 |
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