2024/2/19

大学生が在学中に取得すべき資格

 先日、書店の資格関係のコーナーに行ったところ、女子大生とおぼしき二人組が、FPの本を手に取りながら、話をしていました。うち一人は、簿記と秘書検定を持っているようで、FPとITパスポートもどうしても取得したい旨、語っていました。私は思わず、「なんて賢い子だ!」と心の中で褒めてしまいました(笑)

 私は、就職の専門家ではないので、その点は素人の意見にすぎませんが、大学生が在学中に取得すべき資格について、少し書いてみたいと思います。私は、司法書士試験が超長期受験でしたので、嫌というほど実感していますが、資格の世界は結果出してナンボです。とにかく、合格していないとどうしてみようもない。大学生が就活のためのアピール材料にしたいのであれば、就活の時期までに、結果を出さなければなりません。そうしますと、努力と結果が比例しやすい資格を取得すべきだと思います。その意味で、簿記、FP、秘書検定、ITパスポートというのは、有用で、かつ、努力と結果が比例しやすい資格ですので(秘書検定についてはよく知らないので、推測です。)、非常に賢い選択だと思います。

 簿記とFPを2級として、就活時期までにこれらの資格をすべて取得するとしますと、大学の勉強をきちんとして、多少のアルバイトをしていると、あまり遊ぶ時間はなくなります。でも、それでいいと思います。彼女たちの大学がどこかまではわかりませんが、私自身の過去に鑑みても、もしブランド大でなければ、むしろこのぐらいの資格は3年間で取得しておくべきだと思います。

 大学3年間で小さくても資格をたくさん取得しているか、自動車運転免許しか持っていないか、その差は大きいと思います。小さな資格をたくさん持っていても仕方ないという人もいますが、それは、努力していない人の、努力して結果を出した人に対する引け目だと思います。確かに、難関資格と比べるとインパクトは弱いかもしれませんが、評価してくれる人は、してくれます。

 彼女たちには、是非とも頑張っていただきたいと思います。