2024/2/2
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ITパスポート試験合格体験記③ |
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試験は、焦りも気負いも諦めもなく、無心で受けました。正解できただろうな、と思えたのは、3割ほど。あとは、その場で考えるか、直感で答えました。ITパスポートは、ITの知識だけでなく、経営についても問われます。簿記や中小企業診断士の勉強もかじったことがあり、クリティカルパスなど、知っている知識が問われたことは、唯一の救いでした。それでも、パソコンで試験終了にするボタンをクリックする前も、予想通り、300点台後半だろうな、と思いました。 そして、終了のボタンをクリックして、目を疑いました。 まさかの605点。 文字どおり、限りなくビリに近い合格でした。 えっこんなんで、合格できちゃうの? それが、率直な感想でした。 私は、これで目覚めました。 どんな試験も、ビリで合格するのは、それほど大変じゃない。 限界まで最低限の知識に絞って、絞った知識を正確に記憶し、演習中心の勉強で、ビリで受かることを目標にする。とにかくギリギリまで、過去問に触れている。どんなに時間的に不利でも、最後の最後まで諦めず、冷静に、残り時間で実現可能な最適な手を打ち、淡々と勉強する。 この方法で、翌令和3年2月21日に受験した全経簿記3級に合格。 これにより、このビリで受かる戦法に自信をもって、同年の司法書士試験に挑んで合格し、超長期受験にピリオドを打つことができました(実際には、全経簿記3級も司法書士試験も、まあまあ高い点数で、かなり余裕を持った合格でした。)。 このITパスポートの合格なしに、私の司法書士の合格はなかったと思います。 話はそれましたが、私のITパスポートの合格は、褒められたものではありません。やはり、過去問はしっかり解いた方が良いです。 ITパスポート試験において、何を目標にするかによって違いますが、文系非IT職で事務職の平均ITスキルの人が合格するだけでしたら、50時間から60時間は見た方が良いでしょう。そのぐらいの時間を取らないと、過去問はきちんと解けません。基本情報技術者や、応用情報技術者を見据えて、高い点数で合格したいのでしたら、100時間は見た方が良いかと思います。 いずれにせよ、20時間で合格した、30時間で合格した、というような威勢の良い合格体験記は、頭から外した方が良いかと思います。 |
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