2024/1/24

負けて堂々

 私は令和2年の司法書士試験後、不合格を覚悟していましたが、「不合格でも堂々としていよう。卑屈になるのはやめよう。胸を張っていよう。」そう思っていました。確かに合否はオール・オア・ナッシングです。しかし、択一式で基準点(足切り)を超えていれば、やってきたことの8割は肯定していいはずだ、その8割を、きちんと自分で認めてあげよう、あとは残り2割を改善すれば、必ず結果は付いてくる、と思っていました。令和3年の試験に向けては、私の造語なのですが、「負けて堂々」と常に自分に言い聞かせていました。その姿勢が合格を呼び込んだのかな、とも思っています。

 難関資格のベテラン受験生は、この季節、とてもしんどいと思います。私も長期受験だったので、よくわかります。どんどん取り残されるし、先に合格した仲間には、マウントを取ってくる者もいます。でも、卑屈になったら、上手くいくものも、行かなくなってしまいます。「負けて堂々」です。ベテラン受験生こそ、胸を張っていただきたいと思っています。